玉ねぎ生産量日本一の北見でつくられたコロッケで「北見たまねぎ」のPR!

北海道北見市を中心としてオホーツク・北見地方は玉ねぎが有名。夏に道路で車の窓を開けると、ふわっと爽やかな玉ねぎの香りが漂います。

北見市内に70店舗ほどある焼肉屋さんでは、お肉に添えられて玉ねぎが登場。

北見地域の飲食店で玉ねぎを見かけないことがないくらい、玉ねぎで溢れているまちです。今回はそんな北見地方の玉ねぎについてご紹介します。

北見地方は玉ねぎを年間47万トンも全国へ送り出しています。

毎日の食卓に欠かせない玉ねぎは、年間全国で120万トンほども消費されています。平成27年には国内で126万トン以上生産されましたが、そのうちの6.5割ほどは北海道で作られたもの。そして北見地方では47万トン以上も生産されており、全国の約4割にあたります。つまり、北見地方は全国一の玉ねぎ生産量を誇っているのです。

北見たまねぎの日本一の理由は”長期出荷”を可能にしたから

全国他の地域に比べて降水量が少なく、日照時間が長いこと。昼夜の寒暖差が大きいのが北見地域の特徴です。そんな環境でつくられる玉ねぎだからこそ、ぎゅっと身がしまり、辛味成分がしっかりあっても火を通すと甘みが十分に出る玉ねぎを作ることができるのです。

そして水分量が少ないことによって長持ちし、長期保存がきくので流通に適している。それがこの地域の玉ねぎの特徴です。

玉ねぎの生産方法は、雪が降り積もる2月からビニールハウスの中で種をまき、地面が顔を出す4月下旬には畑へ植え付けています。その後、根切りや収穫、乾燥という工程を踏み、みなさんの食卓まで届いています。

北見地方の土地柄、そして生産方法によって継続して出荷することができ、生産量日本一の冠をもらうことができているのです。

地元産玉ねぎをつかった加工商品の誕生

北見地方にとって玉ねぎは誇り高い農産物です。でも、みなさんはスーパーに行って「オホーツク産玉ねぎ」や「北見産玉ねぎ」という商品を見たことはありますか?

北海道産玉ねぎとくくられて販売されている

オホーツク管内に住んでいれば市町村単位の産地が明記された玉ねぎを直売所で購入することはできますが、多分、他の地域ではほとんどが「北海道産玉ねぎ」として販売されているはずです。

それは流通経路の中で変わってしまうから仕方のないこと。筆者はよく「北見の玉ねぎが食べたいんだけど、あまり売ってなくて食べたことがないんだよね・・」と言われます。みなさんが食べている玉ねぎは北見地方のたまねぎかもしれないのに・・・。

日本一をぎゅっと「たまコロ」の販売

そんな中、良質な農産物を原材料として製造販売する会社「グリーンズ北見」さんが、北見地方で収穫されたたまねぎを「北見たまねぎ」とし、食品加工にてブランド化に向けた事業を開始しました。

もともと、玉ねぎのエキスを抽出して粉末化した「オニオンスープ」を販売しているので、”グリーンズ北見”という会社名をご存知の方も多いはずです。

そんなグリーンズ北見さんは北見地方で収穫されたたまねぎを使った加工品を製造してきました。今から20年ほど前から販売されている「オホーツク熟成コロッケ(オニオン)」という商品もそのひとつです。

そのコロッケは北見玉ねぎをたっぷりと使用していますが、一般的なコロッケとは違い、クリームやジャガイモは使っていません。使っているのはツナとマヨネーズ、そして人参です。玉ねぎの旨味や甘みがぎゅっと凝縮され、サクッと香ばしく、クリーミーな口当たりが評判の商品なのです。

その商品を、より「北見たまねぎ」というイメージを持たせ、なおかつ子供にも抵抗なく食べてもらえるよう「たまコロ」という愛らしいネーミングに変更しました。

2016年10月2日にはそのたまコロを持って茨城県で開催された第4回全国コロッケフェスティバルに出店したところ、初出場にもかかわらず見事優勝を飾ったのです。

今回お話を伺ったグリーンズ北見の営業開発部営業課の岡 史洋さんは、入社当時、工場の品質管理・最終の出荷判定を出せる部署にいたそうです。メインの商材である業務用のオニオンソテーやみじん切りなど、色々な商品に毎日触れていたものの、誇りを持って商品を売り出すことができるようになったのは最近だと言います。

せっかく地元の玉ねぎが日本一なのにしっかりとアピールできていない悔しさ、そして自分が地元をPRできる立場だと思えたときに「たまコロ」が全国コロッケフェスティバルでグランプリを獲得しました。

普段、社外の人たちからも”グリーンズ北見がつくる、地元の農産物の加工品がとっても美味しい”と言われ、「オホーツクのPRにも関われる特別な仕事」なんだと、自分の仕事、会社の商品にさらに自信を持てたそうです。

たまコロは北見市内の飲食店でも食べることができます。

たまコロは、市内のデパートやスーパーの冷凍食品コーナー、お惣菜コーナー、市内にある飲食店でも食べることができます。

また、2017年9月16日からは、全国的にチェーン展開させている「CURRY HOUSE CoCo壱番屋」北見国道39号店でもたまコロを使ったカレーの提供が始まったようです。

CURRY HOUSE CoCo壱番屋といえば、ご当地食材を使ったカレーをその地域ごとでつくる企画を5年ほど前から始めていましたね。

北見国道39号店オーナーの小川 透さんは、北見では今回始めて「地元食材」をつかったカレーを企画したと話してくれました。日本一のコロッケになったことなど、知名度が上がってきたことによってCURRY HOUSE CoCo壱番屋スーパーバイザーの目に止まったことが商品化のきっかけだったと言います。

既存のお客さんはやはり、”いつものカレー”を頼むものの、たまコロをつかったカレーも、販売開始してから1日8食は食べられているほど人気が出てきました。

この企画は期間限定ではないので、ぜひ全国的な有名カレーに乗っている北見たまねぎを使ったコロッケ、「たまコロ」を食べてみてください。メニューは「たまコロカレー」「コロッケ三昧カレー」「北見店長オススメ三昧カレー」「たまコロカレープラスほうれん草」「たまコロカレープラスやさい」そして、単品のたまコロとバリエーション豊富に用意されています。

オホーツクが誇る玉ねぎをつかった商品で、地元の企業が地域を売り出していく。美味しい素材だけでは止まらない地域の発信力を市民の力で継続、拡大していきたいものですね。

このたまコロは札幌や東京でも販売されていることがあるので、見かけた際にはぜひ手に取ってみてくださいね。