肉料理がぐんと美味しくなる香味野菜、”ベルギー・エシャロット”が訓子府の玉ねぎ農家で作られていた!?

 

 

 

みなさんこんにちは。

オホタ編集長の佐久間茜華です。

 

今回、北見から30分ほど車を走らせ、新たな取り組みが始まっていると噂の「訓子府町」へ行ってきました。

 

北海道訓子府町は特産物としてメロンが有名で、訓子府メロンブランドで知られていますが、小麦やジャガイモ、そして玉ねぎの生産量も多いまちです。

玉ねぎの育苗後のビニールハウスで

その言葉をきっかけに、訓子府町で農業を営む6名は2016年から「ベルギー・エシャロット」の生産をスタートさせました。

 

 

訓子府町は、玉ねぎの生産に向いていると言います。降水量が少ないこと、日照時間が長いこと、昼夜の気温差が大きいこと。

 

それが、見た目がよく似ているベルギー・エシャロットの生育環境にも当てはまるのではないかと、ベルギー・エシャロットの種を販売する会社から、また北見農業試験場の方から話を聞き、「どのように育てるべきなのか」「どのくらい収穫するべきなのか」

不安がありながらも、ベルギー・エシャロットの栽培を試験的に開始したそうです。

 

取り組みを始めて2年目、取材に伺ったのは5月も中旬のこと。

ビニールハウスの中ではベルギー・エシャロットの葉がひょっこり覗いていました。

 

▲昨年から栽培を行っているアンビションという品種。

 

今年は実験的に、芽出しを4月頃から始めました。

普通ベルギー・エシャロットは5月に植え、8月のお盆前後に根切りを行い、約1ヶ月間乾燥させます。その後枯れた葉を切断し、玉ねぎの収穫が落ち着く10月には出荷されます。販売終了は4月の上旬となっていますが、芽出しの時期を通常より1ヶ月早い4月に設定したことにより、販売期間が1ヶ月ほど長くなるのではないかと考えたそうです。

 

▲生産者の1人である福田さんが両手に持つのはベルギー・エシャロット。

まるで玉ねぎをそのまま小さくしたかのような見た目ですが、玉ねぎのように1つのかたまりではなく、2つ以上に分かれるのが特徴だそうです。

 

▲玉ねぎのような薄茶色の皮を取り半分にすると、うっすら紫色が覗き、玉ねぎのような、ニンニクのようでもある、まろやかな香りが漂います。

 

▲生産者のみなさんが眺めるのは今年新たに栽培を始めた「コンサーバー」という品種。今年栽培しているベルギー・エシャロットのうち約2割を占めています。

 

 

 

 

特産品を目指して取り組みます。

昨年から始まったベルギー・エシャロットの栽培。今年も6戸の農家で取り組みます。

 

主にヨーロッパで栽培されるベルギー・エシャロットであるため、種も輸入物。日本の種と比べると圧倒的に質が劣るらしく、たとえば日本の種を使用する玉ねぎは90%以上発芽しますが、輸入した種を使用するベルギー・エシャロットは70%程しか発芽しません。

 

無農薬のため草取りを丹念に行わなければいけなかったり、ハウス内で育てる際の温度管理を徹底しなければいけなかったり。手間のかかるベルギー・エシャロットの栽培ですが、面白みのある食材だと、生産者の皆さんは笑顔を見せます。

 

 

▲ベルギー・エシャロットを栽培するみなさん

(左から 林 拓巳さん、西森 大樹さん、前田 一真さん、福田 裕治さん、岩本 直樹さん、清井 裕貴さん)

 

 

 

料理が抜群に美味しくなるベルギー・エシャロット

ベルギー・エシャロットにとっては燻したような独特の香りが命。

お肉料理によく合います。

 

▲ソースボルドレーズを日本人の口に合いやすいように調理

 

 

「某テレビ番組では結構な頻度で使っている気がする。・・・俺たちが興味を持っているからたまたま目につくだけかもしれないけどね(笑)」

 

昨年は1番遠くて岐阜県まで届けたこのベルギー・エシャロット。

今年は料理人さんが欲しい!と思ってくれるようなものに仕上げたい。そして、この取り組みをより多くの方に認知してもらいたい。と生産者のみなさんは話します。無農薬の香味野菜ですから、日本だけじゃなく海外の方にも需要があるのではないでしょうか。

 

生育環境、流通経路を整え、軌道に乗せたいと生産者の皆さんは意気込みます。

 

 

そんな訓子府町の農業者のみなさんの取り組みを、これから追いかけてみようと思います。

オホタ編集長の佐久間でした。